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解決事例集 眼の障害

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当事務所で取り扱った内のほんの一部の事例ではありますが、ご紹介させて頂きます。
今後も、随時、できる限りご紹介させて頂きます。

傷病名 網膜色素変性症

(経過)
50代前半の男性。30歳半ば頃より、夜間等、暗いところが見えにくい感覚があったが、当初は、特にそれが何らかの病気という認識も無く過ごすも、しだいに足元の物に躓いたり、人や物にぶつかったりすることが再三あったため、総合病院の眼科を受診。診察・検査の結果、両網膜色素変性症と診断される。
その後、他院でも同様の診断を受けるも、医師より進行性の疾病であることや、現在は未だ、確立された治療方法が無いこと等の説明を受け、1年程度毎に経過観察受診。しかし、その後も数年間で、病状は徐々に進行悪化し、就労も困難となり、当事務所に障害年金の申請の相談があったもの。

(問題点)
初診日時点で会社に勤務されており、障害厚生年金の支給対象で、かつ保険料納付も問題無く、したがって、受給の可否は障害状態がどうかであった。
網膜色素変性症は、視野狭窄がどの程度であるかが障害状態を判定する上で大変重要で、障害認定基準において、両眼の視野が5度以内であれば2級となり、10度以内であれば3級となる可能性がある。また、年に1回程度の経過観察受診であったため、障害認定日(初診日より1年6月経過日)以降3ヶ月以内の診断書が取得できるか、言い換えれば、その3ヶ月の間に視野測定が行われていたかどうかで、過去に遡って請求(認定日請求)が可能か、過去遡求分は無く申請日以降の請求(事後重症請求)となるかが異なってくる。
当然、請求者にとって、認定日請求が極めて有利なものであるので、その当時に受診していた病院に、受診状況や視野測定の有無を確認したところ、僅か半月ほど、その3ヶ月を越えていたものであったが、その受診した日での現症による診断書と現在の現症の診断書を当該医療機関に依頼し、かつ、当事務所で「網膜色素変性症は進行性であるが、その進行速度は大変遅いものであるので、僅か半月程度で、その状態が変わることは無い。したがって、障害認定日の診断書としては、半月程度ずれているものの、障害認定日での状態として判定をして頂きたい」旨の意見書を添付し申請。

(結果)
障害認定日としての診断書としては、現症日が前述のとおり、半月ほど越えていたが、障害認定日でも現在でも、視野は5度以内と認定され、障害認定日に遡って2級の障害厚生年金並びに障害基礎年金の支給が決定した。

(補足)
上記の事例の中では省略致しましたが、網膜色素変性症は先天性疾患と考えられており、他にも先天性疾患と考えられている傷病は多数ありますが、これ等の先天性疾患での障害年金の申請においては、必ず、20歳前にその傷病による症状のために健康診断等で指摘されなかったか、医療機関に受診しなかったかを確認されます。
これは、公的年金制度は強制加入となるのは20歳からですので、20歳前に初診がある場合は、公的年金制度には加入していません。本来の障害年金の趣旨から言えば、初診時に公的年金制度に加入していない場合は障害年金は支給されないものとなります。
しかし、20歳前に初診があること自体は、何ら本人の責に帰することではありませんので、年金制度というよりは福祉的意味合いから、20歳前傷病による障害基礎年金の規定が定められております。しかし、上記のように、福祉的意味合いの強いものですので、所得制限がある等、幾つか制限があり、通常の障害基礎年金や障害厚生年金に比べ、請求者・受給者にとっては不利なものとなっています。したがって、先天性疾患での障害年金の申請においては、この点についても留意する必要があります。

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