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解決事例集 その他の疾患による障害

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当事務所で取り扱った内のほんの一部の事例ではありますが、ご紹介させて頂きます。

傷病名 成人スティル病 突発性大腿骨頭壊死症

(経過)
女性。20歳代前半頃、関節痛、失神、発熱等の諸症状が出現し、近くの医院を受診。高熱のため、同医院に1週間ほど入院加療するも、熱が下がらず原因不明なため、同医院の紹介により、A大学病院を受診。同大学病院で、成人スティル病と診断され、約2ヶ月入院。その後もA大学病院に通院加療するも、半年ごと程度に病状が悪化し、高熱を発し入院する等を繰り返していた。さらに、20歳代後半頃、左右の股関節に痛みが出現。診察・検査の結果、突発性大腿骨頭壊死症と診断され、その後、両股関節人工関節置換術施行。

(問題点)
当事案は、2つの問題点が考えられた。一つは、スティル病の病態の特性である。スティル病は、発熱、皮疹、関節炎、リンパ腫脹、肝障害、高度の炎症所見等を主徴とする全身性炎症性疾患で、特に発熱は必発で40℃以上の高熱が数週間持続し、また発熱に伴い皮疹、全身倦怠感、易疲労感、食欲低下等が起き、関節炎も発熱に一致して出現し、手、膝、指関節等に発症する。高熱を主とするこれらの諸症状が数週間続くため、時として入院による加療を要するような重篤な状態となるものであるが、このように状態は、解熱とともに軽快するため、その後は日常生活の支障困難は軽減されQOLは改善されることとなる。 上記のような重篤な状態は、何の脈略も無く突然に、半年程度で繰り返し出現していたが、それぞれ数週間〜1ヶ月程度で軽快するため、障害年金を申請する際の診断書は、病状が軽快して日常生活への困難支障が軽減しQOLが改善されている時点での状態のみが記載されることとなり、同傷病の特性である、数週間も高熱を発する等の上記の諸症状が、突然に何の脈略も無く繰り返し出現し、この結果、常勤での就労は実質困難で、日常生活においても総体的には大きな支障が生じることとなることが表されない。このため、裁定請求に際しては、この点について、上記趣旨に基づき、診断書では表されていないスティル病の特性に基づく請求者の障害状態を克明に記載し代理人意見書として提出した

もう一つの問題点は、スティル病と突発性大腿骨頭壊死症との相当因果関係の有無である。 相当因果関係があれば、当件は一つの原因による障害として扱われ、逆に相当因果関係が無いのであれば、それぞれ別々の障害が重複したものと扱われる。また、これにより請求方法が異なることとなる。スティル病の治療には主にステロイドの投薬が行われる。突発性大腿骨頭壊死症は、大量飲酒者やステロイドの大量投与を受けた患者に比較的多く発症していることが知られているところであり、そうすると、両傷病には相当因果関係があるということになるが、一方、現在のところ、医学的にはステロイドによる直接の副作用とは断定されるもので無く、診断書にも、突発性大腿骨頭壊死症の原因誘因は不明とされているものであったため、当件は相当因果関係無しとして、スティル病よる障害を前発の障害、大腿骨頭壊死症による障害を後発の障害として、「初めて障害等級1級または2級に該当したことによる請求(初めて2級)」として裁定請求を行った。

(結果)
2級の障害厚生年金の支給が決定した。

(補足)
障害給付の請求事由は、認定日による請求、事後重症による請求、初めて障害等級1級または2級に該当したことによる請求の3つの請求事由(方法)があります。

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